いつも通り東京駅行きの都内バスに乗った。席は空いていたが、 いつも通り吊革につかまった。 スマホを取り出し乗り継ぎのバスの到着を確認した。 これもいつも通り。 三日間降り続いた雨もやっと小雨になり冷えるが、明るかった。 ふと前に座っているマスクをつけた女性に目が行った。 キャスター付の買い物袋を足元に置いていた。 普段は顔まで見ることはないが、 頭の形と黒髪がなぜか気になって見てしまった。
目元眉毛を見ると自然と15年前の記憶から検索していた。
大人の関係を1年ほど続け、自然消滅した。アイツだった。 時間にして2秒だったが、 見られていることに気づいたのか見返してきて1秒しっかりと目が あった。適合率95%に上がった。目をそらし、 次のバス停で降りることにした。 まさかこんなところでこんな再会だとは思っても見なかったが、 仮に人違いであったとしてもあの頃の可愛さを思い出せてよかった 。いつもとは全く違う時を過ごした。
目元眉毛を見ると自然と15年前の記憶から検索していた。
大人の関係を1年ほど続け、自然消滅した。アイツだった。
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